登山に使えるワークマンは格安で実用的!選び方のポイントを紹介

登山を始めると、欲しい装備が色々出てきてしまいます。登山用具はどれも高価なので、全て揃えるにはお金が必要。そこで注目なのがワークマンです。アウトドアのブランドがあり、とても安価で実用的なのが特徴です。ワークマンの商品をチェックしてみましょう。

登山に使えるワークマンのアウトドアブランド

ワークマンは働く人の為の、作業着ショップです。ワーキングウェアの開発で培った技術を、アウトドアにも活用しています。ワークマンプラスとして展開しているブランドには、登山で使用できる製品もあるので、低価格で登山用品を購入したい人は注目です。

■Field-Core


ワークマンのアウトドア向け製品はField-Coreというブランドです。作業着としてではなく、カジュアルに使えるアウトドアテイストのラインナップになります。本格的な登山用具と比べると、品質や機能は見劣りしてしまいます。ですが、作業着で培った防寒、防水のノウハウが活かされいるので、簡単な山での夏の日帰り登山で活用可能です。価格も、本格的な登山用品に比べると約半額〜1/3ほどに抑えられています。

■Find-Out


ワークマンのスポーツウェアブランドがFind-Outです。ランニングなどを想定した、動きやすいインナーなどを展開しています。汗を吸い取り、乾燥させるようなインナーなどが豊富に揃っているのが特徴です。活動時の汗は、登山でも注意するべきポイントです。風の強い山での汗は体を冷やし、低体温症の危険性を高めるからです。ですので、吸水速乾性能が登山用のインナーウェアには必要となります。Find-Outは本格的な登山用具に比べると、平地での使用を想定した製品です。しかし、給水速乾性能は、通常のカジュアルなTシャツ等に比べると高く、夏山で活用可能です。

■重量に注意


ワークマンのイージスは、バイク向けのブランドです。強い雨と風に耐える、防水防寒の機能的な製品です。1枚で雨と寒さの両方に対応できるのは便利ですが、重く、嵩張ります。 登山では軽量化が必要です。レイヤリングによる重ね着で、軽量な製品で色々な環境に対応出来るようにしましょう。



レイヤー別おすすめの製品

レイヤリングを大きく分けると、アウター、ミドル、インナーの3層になります。各レイヤーごとのおすすめを紹介します。どれも、Field-CoreとFind-Outの2つのブランドラインナップの製品になります。どれもアウトドアや運動に適した製品ですので、ワークマンを登山用具として活用する際の参考にしてみて下さい。

■アウターウエア


寒さや、雨、風から見を守るのがアウターウエアの役割です。ワークマンで最も充実している、ジャンルです。

透湿レインスーツ STRETCH

ワークマンで一番売れているレインウエアです。耐水圧10,000mmの防水性能と、透湿性能もあるので蒸れにくいのが特徴です。伸縮性があるので、活動し易いです。上下セットで5000円以下と安価。
価格4900円

AERO STRETCHブルゾン

500gと軽量で、柔らかく運動の邪魔にならないブルゾンです。防風性もあるので、休憩時に体を冷やさない防寒着として使用できます。

価格2900円

AERO STRETCHクライミングパンツ

ブルゾンと同じ500gと軽量なパンツです。風を通さず温かいので、山でテント泊する時に便利です。

価格2500円

スマートレインジャケット

耐水圧10,000mmと、高い防水機能のあるレインジャケットです。ゴアテックスではないので、脇からベンチレーションします。高級素材を使ったレインウエアに比べると、蒸れるのが弱点ですが、価格が安く、手に入れやすいのが特徴です。

価格2900円

高撥水シェルジャケット

テフロン加工のシェルジャケットです。霧雨やヤブ漕ぎの多い場所などにあると便利です。使わない時はコンパクトに収納可能で、220gと軽量。

価格1900円

ストレッチソフトシェルジャケット

柔らかく伸縮するシェルジャケットです。ポケットのベンチレーションと、ジッパーの開け閉めで、内部の蒸れをコントロールし、登山中の体温を調整できます。重量も350gと軽量で、コンパクトに収納可能です。

価格2500円

エアシェルジャケット

ポケットに入るサイズとに収納可能な、155gの軽量シェルジャケットです。若干の撥水機能もあるので、万が一に備えてリュックに入れておくと、安心できます。
価格2900円

■ミドルウェア


アウターの下に着る、保温を目的としたレイヤーです。フリースやダウンなどがミドルウェアになります。

EUROウォームジャケット

カジュアルなデザインのジャケットです。伸縮性と耐久性に優れており、裏地がフリース素材で着心地も良いのが特徴。収納も多いので普段使いにも便利です。登山では、朝晩の冷え込む環境で効果を発揮します。やや嵩張るので、登山中に着ていくよりは、登山口までの防寒着として活躍します。

CROSS SHIELDブルゾン

運動用に作られた、軽量で伸縮性の高いブルゾンです。80gの中綿は、登山中の体温を維持するのに最適。コンパクトなので、暑い時はリュックへの収納がし易いです。

価格1900円

■インナーウェア


肌に直接触れるレイヤーです。汗を吸い取り、乾燥させることが主な役割ですが、運動のサポートをしてくれる製品もあります。

クロスワーク立体成型

背中をたすき掛けの用に、テンションを張ってくれるインナーです。運動のアシストをしてくれます。

価格980円

ライジングトレイルタイツ

肌にピッタリと張り付いて、筋肉の揺れを防ぎ、運動のサポートをしてくれます。

価格980円

※ワークマンのサイトから購入できますが、なるべく実際の店舗に行くのをおすすめします。登山では重ね着を前提としますので、いつものサイズよりも小さく感じてしまうかもしれません。

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代表的な登山用品との比較

代表的な登山用品として、モンベルの製品と比較してみました。

■機能の比較


レインウエア・モンベルストームクルーザー

ゴアテックスを使用し、縫製箇所を極限まで減らしたレインウェアです。耐水圧は50,000mm以上あり、透湿性は35,000g/m²・24hrsの高性能な製品です。

今回紹介したワークマンのレインウェアでは、耐水圧は10,000g/m²、透湿性は5,000g/m²・24hrsと、登山用具と比較すると、どうしても見劣りしてしまいます。雨の中行動すると、ゴアテックスに比べると内部が蒸れて、濡れてきてしまうかもしれません。

ソフトシェル・モンベルノマドパーカー

モンベルのソフトシェルラインナップから、ノマドパーカーと比較してみましょう。春と秋のアウターとして、活躍するソフトシェルで、452gの軽量なモデルです。伸縮性が良く、防風性と撥水性を備えている製品で、内側は肌触りがよく、乾燥性に優れた材質となっています。通気性もあり、蒸れにくく使いやすい、バランスの取れたソフトシェルです。

ワークマンの ストレッチソフトシェルは、伸縮性もあり、着心地は良く、350gと軽量です。ですが、モンベルの製品と比べると、素材自体のベンチレーションは無く、ポケットで換気するようになっているので、蒸れやすいと言えます。

ワークマンソフトシェルの素材

■価格の比較


・モンベル・ストームクルーザー     20,800円

・ワークマン 透湿レインスーツSTRETCH 4,900円

・モンベル・ノマドパーカー    12,800円

・ワークマン ストレッチソフトシェル 2,500円

4倍から5倍の差がある商品ですので、機能の差は仕方ありません。むしろ、手軽に入手できる代用品として、ワークマンの製品はおすすめできます。

まとめ

  1. 簡単な山ならワークマンのアウトドアブランドは登山で活用できる
  2. 性能は登山用品に劣るが価格差を考えれば十分